インターネットFAXで手書きの原稿を送信するには?|ValueFaxBizコラム
2023年10月1日FAX機を使う必要がなく、どこでもペーパーレスで受信できるインターネットFAX。ブラウザや専用ソフト上で送受信や閲覧を完結できるため、ペーパーレスで扱いやすいのが特徴です。
しかし従来のFAX機器との置き換えを検討している方のなかには、手書き原稿のやり取りの多さから導入をためらっている方もいらっしゃるかと思います。
実は、インターネットFAXでは手書き原稿が送れないわけではありません。サービスによっては手書き原稿に対応しているものもあり、専用ソフトやアプリを使うことで簡単に原稿の送受信ができます。
この記事ではインターネットFAXで手書きの原稿を送信する方法、仕組みについて解説するのでぜひ参考にしてください。
各サービスの専用ソフトを使用する
手書き原稿を送信する方法として最初に紹介するのが、インターネットFAXの専用ソフトを利用する方法です。
インターネットFAXのなかには手書き機能を搭載したサービスがあり、受信したFAXを管理画面上で簡単に編集できます。
下記のように非常にシンプルな手順で送信が可能で、いったん紙に出力するなどの煩雑な手順は必要ありません。
1.インターネットFAXで原稿を受信
2.手書き機能にて管理画面上で原稿に書き入れ
3.相手先に送信
手書きでの書き入れを行うことが多い場合でも、このように手書き機能に対応したサービスを選ぶことで、充分業務の置き換えが可能です。
手書き機能はすべてのサービスで対応しているわけではないため、どのようなサービスを選ぶかをよく比較検討することが大切です。
また手書き機能がない場合でも、下記のようなソフトを使うことで、PC上での書き入れ自体は可能です。
- PCにプリインストールされている「ペイント」
- Macにプリインストールされている「プレビュー」
- AcrobatReader(別途要インストール)
一度PC上に画像データとして保存したうえで編集することになるため、手順はやや煩雑にはなりますが、手書き機能のないサービスでも使い方によっては充分対応が可能です。
各サービスの専用アプリを使用する
サービスによっては、専用アプリを使って手書き原稿を送信できるものもあります。
スマートフォンのカメラで撮影した画像をそのまま画像のファイル形式(jpgファイル)で送付できるため、紙の書類だけでなくホワイトボードや写真、図面などを簡単にFAXできます。
またカメラで撮影した画像にペイントアプリで書き加えたうえでFAX送信することも可能です。
さらにAcrobat Readerがあれば、インターネットFAXで届いた原稿に直接手書きを書き入れて返信することもできます。
インターネットFAXで届く原稿はPDFまたはTIFF形式であることが一般的ですが、Acrobat ReaderにはPDFファイルへの手書き機能があり、これを利用すればデータ上に直接書き入れることができます。
このようにPDF上で編集した原稿も、アプリでそのままインターネットFAXとして送信できます。つまり専用のアプリを使うことで、下記のような方法で手書き原稿の送信が可能です。
- スマートフォンで撮影した手書き画像をそのまま送信する
- スマートフォンで撮影した画像にアプリで書き入れて送信する
- 受信したインターネットFAX原稿にPDF編集ソフトで書き入れて返信する
インターネットFAXの手書き機能の仕組み
インターネットFAXの手書き機能のしくみはどういったものでしょうか。
インターネットFAXの手書き機能では、やり取りする電子データを管理画面や専用ソフト上で画像データとして展開します。
画面上には専用の手書き機能が用意されており、これを使用して画像上に手書きで追記をしていきます。
手書きによる書き入れが終わったら、そのまま画面上から送信のステップへと移行できるため、紙による出力を必要とせず、ペーパーレスでエコな業務遂行が可能です。
送信データはもちろん対応する形式での出力も可能で、また送信データは画面上に残るため、送信内容の確認に手間取ることもありません。
まとめ
送られてきた原稿に手早く手書きでコメントを入れて返送できるのは、FAXならではの利便性です。他の伝達手段ではなかなか実現できないものでもあるため、とくに従来のFAX機器との置き換えで検討している場合は、ぜひ手書き機能を使えるサービスを選びたいところです。
現在のおもなインターネットFAXサービスでは、手書き機能に対応しているサービスは半数程度。利用したい場合は他の条件も見ながら上手に対応サービスを選ぶとよいでしょう。