コラム

インターネットFAXは企業のビジネス目的で利用しているのが一般的ですが、自宅で使うのにも適しています。従来のFAX機からインターネットFAXに乗り換えをする人も増えてきています。

 

自宅でインターネットFAXを使用する利点や、一般家庭のどのようなシーンで活用しているのかご紹介します。

 

インターネットFAXの仕組みとは？

 

従来のFAX機は、読み取った文字や図形を電気信号に変換し、電話回線を通って送信しています。受信側は電気信号に従って、セットしてある用紙に描写して受け取る仕組みです。

 

しかしインターネットFAXでは電話回線ではなくインターネット回線を使って、インターネットFAXサービスのサーバーに届きます。データはサーバー内でFAX用の信号に変換され、相手のFAX機に送られます。パソコンやスマートフォンで受信したFAX機の確認ができますし、通常のFAX機と同様に印刷して紙で出力できます。受信側も同様に、契約しているインターネットFAXサービスのサーバーに届き、メールに添付される形でFAXが届きます。送受信も簡単で、メールを使う感覚で利用できるのが特徴です。

 

一般家庭でインターネットFAXを使用する利点

 

一般家庭でインターネットFAXを使用する利点をご紹介します。

 

■パソコンを使わなくてよい

 

インターネットFAXは、インターネットに接続してあれば端末は問わないため、スマートフォンやタブレットで送受信ができて、受信内容の確認もできます。自宅だけではなく外出先でも使えるので、場所にとらわれない利点があります。サービスによっては、スマートフォンアプリに対応している事業者もあるため、家族で使うのであれば、アプリ対応しているインターネットFAXがおすすめです。

 

■サービス料金が割安

 

安いFAX機でも1万円程度かかってしまいますが、インターネットFAXは初期費用と月額料金を合わせて高く見積もっても3,000円程です。送受信料は、1枚10円から20円ですが、毎月決められた枚数まで無料になるサービスがあるので、上手に使えば毎月無料で送受信ができます。また、印刷用紙代やインク代がかからないので、ランニングコストも気にしなくてよい利点があります。

 

■簡単に使えて故障の心配がない

 

インターネットFAXの申し込みはインターネットで行います。数分で完了する申し込みだけです。電話回線やFAX機の購入も必要ないので、簡単に使えます。また、機器の故障やメンテナンスの心配もありません。修理や買い替えをしなくてよいのも、インターネットFAXの利点です。

 

一般家庭でのインターネットFAX活用事例

 

一般家庭のどのようなシーンでインターネットFAXが活用されているのか見ていきます。

 

■年配の人とのやり取りに利用

 

インターネットに対する苦手意識を持っている年配の人には、手書きの書面を送れるFAXを利用しているケースがあります。メールの代わりにFAXを活用している年配の人は意外にも多いです。インターネットFAXを利用すれば、外出中でも問題なくやり取りが行えますので、問題なく年配の人とやり取りが行えます。

 

■学校への連絡に利用

 

学校への遅刻、欠席の連絡をFAXで送信しなければならない学校があります。朝の時間は忙しく、電話対応ができない場合などに書面に残しておけるFAXが利用されます。メールでは保護者との私的利用が懸念される点があるため、インターネットFAXが活用できるでしょう。

 

■テレビやラジオなどの募集コーナーに利用

 

テレビ番組やラジオでは、視聴者の声を募集している時があります。インターネットFAXであれば、スマートフォンから送れるので、かなり便利に活用できます。

 

まとめ

 

家庭でもFAXを活用するシーンが多くあり、需要がまだまだあると言えます。コストがかからず、利便性もあるため、日常的にFAXを使っている人はインターネットFAXがおすすめです。事業者ごとに比較して、契約を検討してみてください。