コラム

パソコンで利用できるFAXはインターネットFAXだけではなく、PC-FAXがありますが違いをご存じでしょうか。コストから使い方まで相違点が多くありますので、PC-FAXの概要から違いをご紹介します。FAXの導入前に検討する材料としてご覧ください。

 

 

PC-FAXとは？

PC-FAXとは、PC-FAXに対応している複合機とパソコンを接続して、パソコンの操作でFAXの送受信が行えるサービスです。インターネットFAXと同様に、紙を使わないでFAXの送受信が行える共通点があります。送受信したデータはパソコン上に保管されるので、管理も容易な上にセキュリティ面でも安心できます。

 

PC-FAXを使うには、パソコンにPC-FAXソフトをインストールして使用します。ではインターネットFAXとの違いはどこにあるのでしょうか。

 

 

インターネットFAXとPC-FAXの具体的な違い

 インターネットFAXとPC-FAXはよく似ていますが、具体的な違いはいくつかあります。それぞれご紹介しますので、自分に適したFAXを導入する参考資料としてご覧ください。

 

■使用する回線が違う

インターネットFAXとPC-FAXでは、使用する回線が異なります。インターネットFAXはインターネット回線を使うのに対し、PC-FAXでは従来のFAX機と同様に電話回線を使用します。つまり、従来のFAX機と同様に、送り先までの距離によって料金が異なるので、遠方であるほど送信料がかかります。

 

■必要な機器が違う

インターネットFAXはパソコンやスマートフォンなどのインターネットにつながっている端末だけでFAXの送受信ができますが、PC-FAXはPC-FAX機能に対応した複合機が必要です。パソコンでFAXの送受信をするためには複合機が必要であり、自信で用意しなければFAXの送受信は行えません。

 

■ランニングコストがかからない

インターネットFAXの場合、月額料金が発生するためランニングコストがかかります。しかしPC-FAXでは月額料金は発生しないため、ランニングコストはかかりません。しかし、初期費用として、やや高額な複合機の購入が必要です。インターネットFAXは利用を続けている間は料金が発生し、PC-FAXはソフトを購入する時だけに料金が発生する違いがあります。

 

 

 

PC-FAXと比べてわかるインターネットFAXのメリット

PC-FAXにも良さがありますが、インターネットFAXに軍配が上がります。比較をして確かめてみましょう。

 

■安値で導入ができる

インターネットFAXは、導入の費用が安いです。インターネットFAXのサービスを提供している事業者のプランを確認してみると、初期費用は0円から1,500円程度で、月額料金も1,000から1,500円程度です。対してPC-FAXの導入費は、安いものでも7,000円から1万円、高いものだと2万円以上の費用がかかります。ランニングコストを考えるとどちらを導入するのか悩みどころですが、インターネットFAXはすぐに始められる利点があります。

 

■場所に関係なくFAX利用できる

インターネットFAXは、インターネットに接続してあるパソコンやスマートフォンを所持していれば、いつでもどこでもFAXの送受信ができます。しかし、PC-FAXでは電話回線とPC-FAXが繋がっているパソコンでしかFAXの送受信が行えません。仕事を円滑に進めていくためにも、インターネットFAXがおすすめです。

 

■インターネットに接続していれば申し込みから利用まで可能

インターネットFAXは、インターネットに接続してあるパソコンやスマートフォンだけで利用できます。つまり、申し込みができれば利用できるも同然なのです。しかし、PC-FAXは、専用のソフトウェアや、電話回線、複合機が必要であるため、あまりお手軽とは言えません。

 

 

 

まとめ

インターネットFAXとPC-FAXは非常によく似ていますがそれぞれ違いがあり、利点も異なります。FAXの利用頻度や、通信環境、費用はどれくらいにしたいかなど、よく検討してから選びましょう。