コラム

電話回線を利用したFAXに変わり、インターネット回線を利用したFAXが注目されています。インターネット回線を使うとなると画像が送れるか気になる人もいるのではないでしょうか。

今回はインターネットFAXで画像を送る方法、また送る際に気を付けるべきポイントについてご紹介します。

 

 

インターネットFAXで画像を送ることは可能？

FAXというと画像を送れるイメージがないかもしれませんが、インターネットFAXでは画像や写真をPDFやjpgに変換して送信することができます。一般的な静止画であればjpg、文字や図、写真などの画像が使用されている画像データであればPDFを使用します。

インターネットFAXで画像を送信できますが、カラー画像を送る場合は注意が必要です。送信側からカラー画像を送ることはできますが、受信側ではモノクロで出力されることが多いので、送信する前に受信側でカラー画像の印刷に対応してるか確認しましょう。

ただし、カラー画像を受信できるFAX機器は限られており、機能が多い高性能な機器を中心にカラー画像の受信が可能となっています。カラー画像は情報量が多く容量も大きいので電話回線で送受信するのには向いていないという背景があります。インターネットでFAXでが送受信できようになった現在でも、FAXよりもメールで送受信している人が多く、対応している機器は少ないのです。

 

 

カラー画像をモノクロに変換する方法を紹介！

カラー画像をFAXで送信する場合、情報量が大きいため通信回線に負荷がかかり、送信先で画像を見たときに画質が劣化してしまう場合があります。

画質の劣化を防ぐためにカラーからモノクロに変換してFAXを送ることできれいな画質の画像を送ることができます。モノクロへの変換方法は、ワードやエクセルの図ツールを使用してモノクロにする、windowsフォトの編集から色調整をしてモノクロにする、フォトショップを使ってモノクロにする3つの方法があります。

フォトショップはモノクロにする方法が多く、色のバランスや色調の補正もできるので、よりきれいにモノクロに変換したい場合に特におすすめです。

データではなく紙媒体の画像をモノクロにしてFAXで送信する場合は、スキャナーで読み込むかスマートフォンで撮影してデータとして取り込み、モノクロにすることで送信ができます。モノクロに変換する場合は変換前のデータは別で保存しておくようにしておきましょう。

保存形式を変更した場合、画像のサイズが変わって縮小され、画像が見にくくなってしまう可能性があります。変換や送信に失敗した時でも元データがあればやり直しができますので、元データは別に一定期間保存しておくようにしましょう。

 

 

インターネットFAXの画像解像度はどうなる？

インターネットFAXで画像を送信する場合、画像の解像度が送信速度に影響するため重要になってきます。

画像は文章よりも情報量が多く、送信に時間がかかるため、画像の解像度が大きいとFAXの送信に時間がかかってしまいます。画像をスキャンする際に解像度を変更して読み込むことで、送信時間を短縮することができます。

解像度が低くなると画質が荒く悪くなってしまいますが送信がスムーズになり、解像度を高くすれば画質が良くなるかわりに送信に時間がかかります。

インターネットFAXで画像を送信する場合、サービスを提供している会社によってはインターネットFAXで送れる解像度、ファイル容量に上限を設定していることもあり、解像度が高い画像が送信できないこともあります。

きれいな画像のほうが見やすいかもしれませんが、送れなければ意味がありませんので、画像データの内容に応じて解像度の変更、データの圧縮を行うようにしましょう。

 

 

まとめ

インターネット回線で画像を送ることができますが、送信側だけでなく受信側の環境にも注意して送信する必要があります。しかし従来のFAXよりも楽に画像が送れますので、インターネットFAXの利用を検討してみてはどうでしょうか？